「ファイナンシャルプランナー（FP）」という言葉は実は誰でも名乗れます。しかし、実際には国家資格や認定制度を通じて信頼性が担保されているFPもいます。この記事では、FP資格の種類と違い、取得するメリット、人気の理由、向いている人の特徴まで解説します。
自称FPと資格保有者の違いとは？
FPは職業名のため、誰でも名乗ることが可能です。しかし「FP技能士（国家資格）」や「AFP・CFP（日本FP協会認定）」は、正式な試験に合格した人だけが名乗れます。
- FP技能士：国家資格。3級・2級・1級がある
- AFP／CFP：日本FP協会による民間資格（国際的信頼性あり）
もしも自分が保険相談などをする場合には、やはりFP資格を持っているのかチェックするかな、と思います。
FP資格があると何が変わる？主なメリット
- 専門家としての信頼性：顧客からの信用を得やすい
- 自分自身の資産管理に役立つ：家計・保険・投資・相続すべてに応用可能
- キャリアの選択肢が広がる：金融機関・独立開業・講師など多様な道へ
FP資格は上位になるほど具体的な転職の機会は増えてきます。さらに、わざわざ転職しなくても例えば自分が不動産購入時の住宅ローンを借りる時、保険加入の見直しの時などに身につけた知識が役立ちます。
なかなか目に見えませんが、それらの機会に抑えられた費用などは実は大きいですし、試験のテキスト代、受験料程度は軽く元は取れると思います。
なぜFP資格は人気なのか？5つの理由
- 将来の経済不安に対応できる
- 高齢化や資産運用ニーズの高まり
- J-FLECなど教育体制の整備
- 自己成長・日常生活に役立つ知識
- 社会的な貢献を実感できる
FPの勉強をすると、ライフプラン表も自分で作れるようになります。子育て期の教育資金の計算も、全て私立の場合、大学だけ私立の場合など何パターンも自分で計算できます。
また、最近話題の新NISAやiDeCoをどう活用して資産運用すればよいか、自分自身で考えることもできますし、2024年に設立された金融教育のための公的機関「J-FLEC」を活用して、将来は金融教育の独立した専門家を目指す、という道もあります。
求められる場所で金融教育を行えば、有償であっても無償であっても社会にも貢献でき、他者に喜ばれるのではないかと思います。
どんな人に向いている？FP資格取得者の傾向
- 金融業界のプロフェッショナル
- 独立して働きたい人
- キャリアチェンジ希望者
- 家計管理の力をつけたい人
- 社会貢献を志す人
FP試験を受験されるのは、メインは社会人かなと思います。そのうち金融や不動産などの業界の方が多めかなと思いますが、医療や介護系のお仕事をしている資格取得者も何名かお目にかかりました。FP試験の知識で業務の幅が広がるようです。
3級試験は今はCBT試験ですが、試験会場で受験した際は高校生の受験者（学校名の入ったジャージを着た集団でした）も見かけました。若いうちに学んでおけば、家計管理、貯蓄や投資、また奨学金についての知識を早くに得る事ができてとても良いな、と思いました。
FP試験はチャレンジしやすい？
FP技能士試験は年3回（1月、5月、9月）実施され、受験機会が多いのが特徴です。（CFPは年2回（6月と12月）です。）そのため、社会人で一度仕事が多忙のため中断しても再挑戦しやすく、学んだ知識をすぐに活かせます。
また、3級、2級はわざわざ会場に行かなくてもCBT試験で受験できるようになりましたので、さらに受験のハードルが下がりました。
まとめ
FP資格は、キャリアにも日常生活にも役立つ「人生の武器」です。独立や副業にもつながる可能性があり、取得によって大きなメリットが得られます。今後、当ブログでは実際の学習体験記や実際にFP試験を合格された勉強仲間の事も紹介していく予定です。ぜひチェックしてみてください。
