学びとキャリアの再設計

FP1級合格への道⑤|腹をくくっていざ実践!学科合格に向けた本気の学習計画

前回ご案内したように情報収集を経て泥沼脱却を図り、ようやく自分なりのFP1級学科対策の全体像が見えてきました。ここからは、「絶対に合格する」という覚悟を持って、本格的な勉強に突入します。

今回は、私が実際に取り組んだ教材、ツール、学習スケジュール、隙間時間の活用法を中心にご紹介します。

学習の柱:FPキャンプで本格始動

「ほんださん」のYouTubeで知った新サービス「FPキャンプ」がちょうど開講され、早期割引で受講できたのは最大の幸運でした。

  • インプット: スマホで解説動画を視聴
  • アウトプット: 問題プリントを印刷し、5周以上解き込み

FPキャンプは立ち上げ時期だったため、徐々に動画、テキスト類が充実していきました。試験1か月前には基礎編の問題が大量に追加されるなど、スパルタ構成でしたが実践的で効果的でした。

隙間時間はFP1級ドットコムで一問一答

通勤中や昼休みには、スマホで「FP1級ドットコム」の一問一答に挑戦。正答率80%を目安に進めました。

掲示板機能もあり、勉強仲間の存在を感じられるのも励みに。隙間時間をムダにしない強い味方です。

実技対策で電卓も買い替え

実技試験で「ルート計算」が必要な問題が出ると知り、2級までの電卓には機能がなかったため対応電卓を探しました。選んだのは:

  • SHARP「50周年記念 ナイスサイズ電卓」(シャンパンゴールド)

視認性、キーの押しやすさ、デザイン性もバランスよく、満足度の高い一品でした。試験勉強にかなり活用し、FP1級実技試験が終わる頃には「=」が半分剥げてしまいましたが今でもお役立ちです。

テキスト・問題集も本気のチョイスに

選んだ教材はビジネス教育出版社の:

  • 『1級FP技能士(学科)合格テキスト』
  • 『1級FP技能士(学科)対策問題集』

監修はFP資格講習業界で著名な梶谷美果先生。2024年版には「ほんださん」も協力されており、信頼性も抜群でした。

テキストは外出時に読むため、科目別に分冊カット+製本テープで背表紙を補強した物を持ち歩き、徹底活用しました。

模擬試験も徹底的に活用

購入したのは以下の模試:

  • 『1級FP技能士(学科)対策模擬試験(基礎編・応用編)』

これも5周以上回し、誤答・理解不十分の問題を重点的に復習しました。過去問は法改正の影響を受けるため、試験時期に最も新しく発売されている模試が特に有効と感じました。

スマホ活用&1日の学習ルーティン

「何もしない日を作らない」をモットーに、毎日少しでも学習を続けることを意識しました。

  • 平日朝: 通勤時間にスマホでFP1級ドットコムの一問一答(100問)、正答率80%以下なら+10問
  • 平日夕方: 通勤時間にFPキャンプ動画 or テキスト通読
  • 昼休み・隙間時間: スマホで一問一答
  • 平日夜: 問題集+FPキャンプ問題(30分〜1時間)
  • 週末: 問題集・模試を3〜5時間、関連テキスト復習

学習の進捗管理と目標設計

FPキャンプで教わった進捗管理方法を守り、問題集や模試は、Excelで作った進捗表に「◯理解済/△理解不足/×不正解」と記録。前日△か×の問題は翌日に復習しました。

全体スケジュールも:

  • 3週間で6科目を1周 → 週2科目を目安 → 平日+週末で配分
  • 日々の目標を柔軟に調整(曜日ごとの余裕度に応じて)

どんなに忙しい日でも「2〜3問+復習」だけは必ずやる。体調不良や飲み会などで帰宅が遅い日でも、たとえ15分でも「ゼロにしない」ことを徹底しました。

勉強期間に旅行や飲み会も行きましたが、1級学科合格までは自分からは誘わず、呼ばれた機会だけ参加しました。旅行は近場で1泊2日にしておきました。

もちろん飲み会からの帰宅後や、旅行の日も出発前と帰宅後は勉強タイムを作り、とにかく「家で何もしない日を作らない」ことを徹底しました。

まとめ:合格の鍵は継続と柔軟な工夫

ここまで4〜5か月、積み上げた知識と計画で「ようやく形になってきた」と感じられるようになりました。

次回は、直前期の総仕上げ、そして本番への挑戦について詳しくご紹介します。

ABOUT ME
FPとうか
1級ファイナンシャル・プランニング技能士・社会保険労務士試験に合格 TOEIC915点取得 会社員として働きながら、お金や働き方に関する情報を発信中。「人生後半の不安をなくすお金と制度の知識」をモットーに、50代シングル会社員の方々に向けて、老後資金・年金・孤独対策・終活・働き方の情報をお届けしています。 生命保険会社や外資系IT企業での人事業務、社会保険労務士事務所での勤務を通じた実体験と、資格を活かした「具体的で実践しやすい情報」をお届けします。

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