FP1級を「もう一度勉強しますか?」と聞かれたら、正直「やります!」と即答しづらいです。
今思い返しても睡眠時間は常に不足、さぼりたい気持ちとの戦いは実にきつかった・・

その一方で、もし今の知識と経験を持ったままやり直すなら、もっと合理的に、もっと短期間で合格できるかもとも感じています。

この記事では、FP1級合格者の立場から「学科試験をやり直すならどう戦うか」を整理します。

前回ご案内しましたように、まずはご自身の仕事、ご家庭の状況、健康状態をチェックし、腹をくくってから1級学科試験に臨んでください。

なぜFP1級を受けるのか、自分に問いかけてみる

FP1級は、2級までとはレベルがまったく違います。知識量も難易度も段違い。

例えるなら、

  • 3級:平らな草原をスキップ
  • 2級:山の石段を上る
  • 1級:鎖場のある岩山を素手でよじ登る 

といったイメージです。
英検のように「準1級」を間に作っても良さそうなくらいの落差です。

だからこそ、まずは「なぜ1級を目指すのか(岩山を登るのか)」という
覚悟を持つことが重要です。つらくなったときに、それが支えになります。

1級学科は「短期決戦」がカギ!その前に状況確認を

FP1級学科試験は、長期戦に向きません。
理由は明確で、

  • 法改正が頻繁で覚えた情報がすぐ古くなる
  • 試験範囲が広すぎる

からです。

理想的なのは
3か月〜1年以内(1〜3回受験)での合格

年3回受験チャンスがあるのは強みですが、
ダラダラ続けると古い知識が却って邪魔になってしまい、確実に「泥沼化」します。

勉強開始前に必ず確認したい生活環境

FP1級学科の受験を覚悟しても、短期集中するにはその期間は生活全般に余裕がないと厳しいです。
勉強を始める前に、次を必ず確認してください。

  • 健康状態は安定しているか
  • 仕事は繁忙期ではないか
  • 家庭・介護などの負担はないか
  • 引っ越し・転職などの予定はないか

ここを考慮せず何となく始めると、
ちょっとした躓きで体と心が先にダメージを受けます。

FP1級学科は「時間を買う」発想が重要

FP1級を受ける多くの人は社会人です。
そのため、時間管理が最大の制約条件になります。

この前提に立つなら、
課金=甘えではなく「戦略」です。

独学でも短期合格できる試験の天才もいますが、
多くの人にとっては

  • 情報収集
  • 教材選定
  • 学習計画

に時間を奪われます。

その時間を丸ごと省略できるなら、
課金は十分に合理的だと思います。

短期合格を狙うおすすめ教材構成

もしも私がFP1級学科の勉強をやり直すなら、選択肢は一つです。

FPキャンプを中心に、FP1級ドットコムも活用します。

  • FPキャンプ FP1級学科試験合格コース(動画・演習・学習計画ガイド付き)
     :月額5,478円(※早期アクセス割の値段。本リリース後は10,978円)
  • FP1級ドットコム(スマホ対応、一問一答):年額4,900円 (月額980円)
      ※実技試験対策でも使えますので、年間メンバーシップがお勧め。
  • 市販テキスト+問題集(TEPPEN or 合格テキスト):約10,000円
  • ビジネス教育出版社の模擬試験:約4,000円
      ※法改正などもありますので、最新の物を購入しましょう

合計目安額:約50,000〜80,000円(受験料除く)

FPキャンプで学習の軸を作る

短期合格を目指すなら、
学科対策は FPキャンプ中心 が最も効率的です。

  • 動画で全体像を理解
  • 演習で知識を定着
  • 学習計画をプロに任せる

特に実技の計算問題の解説動画は、非常に助かります。
オリジナルの穴埋め問題も繰り返し解き、記憶を定着させました。
「何を・いつ・どれくらいやるか」で迷わないのは大きな強みです。

スマホ学習はFP1級ドットコムを併用

スキマ時間は、ひたすらスマホ学習に充てます。

  • 通勤時間
  • 昼休み
  • ちょっとした待ち時間

ここで 一問一答を回すだけでも、
理解度と定着率は大きく変わります。

そこで湧いた疑問、周辺知識は必ず自宅でテキストを確認しておきましょう。

市販テキスト・模試は補助的に使う

紙の教材は、

  • 理解の確認
  • 計算問題の演習
  • 直前期の仕上げ

に限定して使うのがおすすめです。

テキスト、模擬試験の類は、
必ず最新版を使ってください。
プロが法改正に対応した解説をしていますので、ここで差が出ます。

スマホ×紙教材を併用、ひたすら解く

基本構成は以下で、ひたすら繰り返し視聴し、問題を解きます。

  • 外出時:スマホ(FPキャンプ動画・FP1級ドットコムの一問一答)
  • 自宅:問題集+動画復習、内容確認にテキスト

問題集は、Excelで作った表に以下の「〇△×」を記録しました。

  • 〇(正解かつ理解している)
  • △(正解だが知識が曖昧)
  • ×(不正解)

△×は翌日必ずテキストや動画も使用し、復習します。
だいたい5周くらい繰り返すのが一つの目安です。

この仕組みで、なかなか〇にならない苦手箇所が可視化されます。

時間管理と健康管理も合格戦略

FP1級学科は、「時間」と「体力」の試験でもあります。
試験対策期間は、時間の確保が最優先になります。

  • 不要なSNS・動画視聴は削る
  • 誘いは取捨選択する
  • 睡眠は削らない

一方で、
大切な人との関係は犠牲にしないこと。
例えば、旅行は全く行かないのではなく、事情を伝えて1泊2日にしてもらう、
飲み会は試験終了後に予定してもらう、など。

睡眠時間は意識して確保してください。
睡眠をとって体力と記憶を保ち、淡々と勉強を継続してください。

FP1級学科は、回避してもいい

FP1級学科は年3回あります。
体調や仕事の都合で見送る判断は、逃げではありません。

FP1級ドットコムなどで知識を忘れないようにしつつ、
次の機会を狙った方が良いと思います。

ただし、既に受験申込をしている場合は、
会場の雰囲気を知る目的で行くのも十分価値があります。

大切なのは、元気な状態で挑戦し続けることです。

次回は、無事に学科試験を突破した後、実技試験をやり直すとしたら
どう対応するのかについてご案内します。

まとめ(+おすすめアクション)

FP1級学科をやり直すなら、
「短期決戦」「課金による時短」「生活環境の確認」
この3点がとても大事です。

おすすめアクションの一言
まずは「なぜ1級を目指すのか」を言語化し、それから教材の検討を始めましょう。

この記事は個人の経験に基づく内容です

本記事の内容は筆者個人のFP学習経験に基づいており、
最適な勉強法や教材は人により異なります。
最新の試験制度や出題範囲は、必ず公式情報をご確認ください。

この記事を書いた人

FPとうか
ファイナンシャルプランナー1級/社会保険労務士試験合格者。
50代シングル会社員向けに、老後資金・働き方・学び直しなど
「これからの人生を整える情報」を発信しています。


●2026年5月試験用の模擬試験は3/4発売です。試験対策には最新の物を!



●私が受験した時に存在しなかったTEPPEN。1級学科を受けなおすとしたらこちらを選ぶと思います。

●実際に試験対策に購入したのは、こちらのテキストと問題集。
「ファイナンシャル・プランニング技能検定研究会」は、以前「きんざい」で出版していた同じ形式の物を出版しています。

ABOUT ME
FPとうか
1級FP技能士/社労士試験合格。 50代シングルが抱えやすい “定年前後のお金・制度・働き方” をわかりやすく整理して発信中。 未来の不安をほどき、自分で判断できるヒントをお届けします。 ● 詳しいプロフィールはこちら ● X(更新情報はこちら):@fptouka