FP試験は1月、5月、9月に試験があり、その直前は社会人でもまとまった休みがとりやすい期間があります。
- 1月 → 年末年始
- 5月 → GW
- 9月 → お盆休み
FP3級、2級の時は年末年始にドラマ一挙再放送を見たり、GWに旅行に行ったりしました。9月受験のFP1級は迷走期間があったため間に合わないと判断し、8月のお盆前に台湾旅行に行っちゃいました。ただ、旅先でも短時間ですが勉強時間は確保していました。(フライト中もFPキャンプの問題(印刷した物)を解きました。)
流石に1級学科試験ともなると、狙っていた2024年1月試験の直前の年末年始は遊びモードにはなれませんでした。試験約1か月前から直前に詰め込みをして、最後にひと伸びできた事をご案内します。
試験直前の長期休暇でひと伸び
年末年始、GW、正月休みなどのまとまった休みは、平日に時間が確保しづらい方も比較的時間をまとめて確保しやすいかと思います。
その数日のお休み、また試験直前数週間の週末には、通常の問題集以外に、以下のような対策を取りました。
- 模擬試験(2回分)
- 過去問(直近の3回分)
- 暗記メモづくり
なお、これ以上の新しい物(問題集など)は長いお休み後は考えない方が良いと思います。
既に手元にある問題集や、FPキャンプの課題を繰り返しした方が記憶が定着します!
模擬試験と過去問を解いて時間配分を知る
模擬試験、過去問を解くことで本番様式の時間配分イメージがつきます。
できれば試験環境を想定し、1周目は同じ時間帯で午前に基礎編、午後に応用編の時間を設定して解いた方がよさそうです。2週目以降はだんだん問題も覚えてくるため、当初より短めの時間設定にして午前に直近の過去問、午後にさらに一つ前の過去問を解いたりしていました。
筋トレ的発想で、少し負荷をかけた状態に慣れて、問題のボリューム感に耐性を付ける感じです。
当日は、”こんな問題見た事ないんですけど!”みたいなトラップが必ずあって、心身共に消耗するのも想定し、そもそもの出題の量には、あらかじめ慣れておいた方が良いです。
1周解いては回答状況を「〇(正解&理解している)・△(正解だが理解が微妙)・×(間違い)」でリストに記録しました。それを5周。さらに△、×の箇所を1周です。
模擬試験、過去問そのものには印や書き込みはせず綺麗な状態でした。
マイ暗記メモを手作り
暗記メモは、「問答無用で覚える数字」(例えば保険の全損、半損の割合や税額計算の扶養控除など)のうち、問題を解いていて苦手な物を手書きでA4のコピー用紙を半分に折り冊子状態にした紙にメモしました。罫線もフリーハンドでガタガタの表だったりします。
あくまでも個人的な意見ですが、PCなどで美しい一覧表を作るより手で書いた方が記憶も定着する気がします。
見た目はあまり美しくない物でしたが、試験当日にはそちらを持っていきました。(試験直前は隣の人が手書きメモを席で確認していても誰も気にしていません!)
「問答無用で覚える数字」については時間と共に改定される一生モノの知識ではないので、試験当日の数時間だけ頭に留まればいいや、と数日前から試験直前に見返していました。
実際FP試験に使われる数字は数か月後には古い情報になる可能性が高いので、例えば完全合格後にFP相談業務にあたるときは最新の数字を確認する必要があります。(国民年金の保険料や年金額は毎年変わっている気が。)
合間にご褒美を挟む
通常の土日でもやっていましたが、自分でニンジンを目の前にぶら下げる感じです。
午前2時間勉強→推しが出ているドラマを1本、午後2時間勉強→美味しいスイーツ、夜に2時間→ちょっと豪華なビール、などちょっとしたご褒美を間に挟んで、”よし。午前の部終了!”と切り替えをしていました。
ご褒美も色々ですが、がっつり時間を取られる映像、ゲーム系は折角頭に入った記憶が別の物で上書きされる感じなので、程々が良さそうです。
私の場合は、1月試験がターゲットでしたので、年末年始の時期は割と詰めて勉強しました。紅白を見たのも最後の30分くらいだったと思います。もちろん大掃除や親戚付き合いなどには時間を割きましたが、箱根駅伝、ドラマ再放送一挙放送や芸能人格付けチェックもリアルタイムで見ませんでした。
(ちなみに箱根駅伝はニュースでチェック、芸能人格付けチェックは録画して、ご褒美タイムに、時折倍速にして見ました。)
最後の粘りが”ひと伸び”につながります
数か月間、問題集を解いたり、動画を見たり、スマホで隙間時間に一問一答したりとそれなりに対策をしたものの、年末年始ごろの模擬試験(1回目)では、”うわ、なんだか微妙・・”な結果でした。
何で何度も解いているのに間違えるんだろう、などと頭を抱えたい時もありますが、やはり「あきらめず反復」が大事かなと思います。実技については繰り返し解いているうちに”手が覚える”感覚になってきます。
ちょっとしたご褒美で自分をケアしつつ、直前期間を乗り切ってくださいませ!