FP1級試験は学科が難易度も高く、一番のヤマ場だと思います。試験に挑む直前の過ごし方、会場に持っていく物などご案内いたします。
心身共にスッキリした状態で会場に向かおう
学科の試験内容がいくら頭に入っていても、当日調子が悪ければ普段解ける問題も頭の中から答えが出てこない可能性があります。直前は覚えるべき数値など色々気になりますが、まずは健康第一を心がけてくださいませ。
- 睡眠
- 食事・お酒
- 疲れ目、肩こり、腰痛対策
- ストレスマネジメント
- ウイルス貰わない
どれも試験時期に関係なく大事ですが、睡眠は特に大事です。きちんと睡眠をとり、頭が冴えている状態の方が、”カン”も降りてきやすい気がします。睡眠時間を削って問題集を解くよりも、問答無用で覚える数字のメモなどを見てから床に就き、記憶の定着を図る方をお勧めします。
食事は単純に”お腹を壊さない”を気を付けてください。夏場だと冷たい物を多めに摂ったり、食べられるか微妙な物(?普段はまぁいいかと食べてしまうようなちょっと古い物とか。)を避けるなどです。胃腸の調子が悪いとメンタルも落ちますし、当たり前ですがお腹がゴロゴロしていたら試験に集中できないです。
お酒は、試験数日前くらいは、試験が終わった日の夜のご褒美に取っておくことをお勧めします。やはり睡眠が浅くなったりします。
机に向かい続けていると疲れ目、肩こり、腰痛などの不調も出るかもしれません。個人的には昼間は仕事、通勤時間にはスマホで動画か一問一答をし、夜に家で問題集を解く生活をしていたら疲れ目がひどかったです。そのため目のストレッチなども心がけていました。(単に目を「8」か「∞」の形にぐるぐる回すだけですが。)
直前期に関わらず、勉強に一息ついたら、あるいは風呂上りなどにちょっとしたストレッチやマッサージをした方が回復も早いかと思われます。
ストレス対策は、そもそものストレスの元が人それぞれ状況が違うかと思います。なのでお伝えするのが難しいですが、勉強以外の事、例えば重要な話し合いが必要な事など心理的負担がかかる事は、可能であれば試験終了までの数日は保留にしてくださいませ。
試験直前はそちらに意識が向くせいか、気づかないうちに気持ちが通常と違うモードになっています。何かムッとする出来事があっても、くれぐれも誰かと諍いなどは避けてくださいませ。カーッと頭に血が上ると落ち着くまでが大変です。睡眠などにも影響が出てきます。
ウイルスはコロナやインフルなど下手に貰うと、その回はそれで終了してしまいます。最近は夏場でも感染症が流行する事がありますので、直前は特に貰ってこない工夫(人混みはできるだけ避ける)、室内に入ったら即手洗い、うがいをするなどを心がけてください。
とにかく当日は「心身ともにスッキリした状態」で試験会場に向かえるように整えてくださいませ。
会場で集中力を高められる準備を!
当日ですが、必ず試験に持っていく物(受験票、筆記用具や電卓)以外で、何を持っていくかなど検討と準備が大事です。
ポイントは”集中力を高められる工夫”です。
- 服装
- 飲み物
- 昼食、おやつ
- 心安らぐ物
服装: 暑い時期、寒い時期いずれも空調の影響で多少寒くなったり暑すぎたりする可能性があります。単純に”脱ぎ着のしやすい物”はお勧めです。後はストレッチが効いている物。
例えばジーンズやスカートですとモノによりますが、お腹がきつくなる可能性もあります。また、外はサンダル履きで丁度良い季節でも、空調で足が冷えてしまう可能性があります。会場で履く靴下を準備しておくのも、良いかなと思います。大した荷物にならないですし。
私は下はストレッチの効いたパンツに足首を覆う靴下とスニーカー、上は季節により丸首の薄手のセーターかTシャツにカーディガンでした。タートルのセーターだと空調で暑すぎる可能性もありえます。寒さ対策なら首に巻くストールやタオル、バンダナなどちょっとした布類でしょうか。
ちなみにFP3級の時は1月に巨大な会場で受験したため、空調の効きが悪く若干寒かったです。その時はセーターの上にカーディガンを羽織り、ストールをひざ掛けに使いました。
飲み物:お茶の持参はできるので、普通にペットボトルを買えばそれでいいと思います。私は疲れ目がひどかったので、”メグスリの木”とほうじ茶ブレンドで煮だしたお茶をペットボトルに詰めて持っていきました。
先ほど書きました”お腹を壊さない”を意識して、普段飲みつけない物を準備したり、オリジナル茶をあまりにも早いうちに準備して腐らせないようお気をつけください。
昼食、おやつ:昼食は午後の実技を意識して、あまり満腹感が強すぎない物を準備しました。プロテインバーや卵サンドの時もありました。コンビニで買った、程よいボリュームのカツサンドも満足度があって良かったです。
当日、付近のコンビニが混む可能性もありますので、列に並ぶストレスが発生する可能性があります。あらかじめ地元のコンビニで何か仕入れておくのも良いと思います。特にプロテインバー系を予備で持っていくのはアリだと思います。食べなければ後日に取っておけますし。
周囲に受験生が多いので、場合によっては会場のちょっとしたスペースで済ませられる物が良いと思います。(昼の時間帯は、試験会場の自席からは一度退出を求められます。)そのため階段に沢山受験生が座っていた時もありました。
あとはラムネや落雁などの砂糖系のお菓子でしょうか。試験で短時間に脳のエネルギーを沢山使いそうなので、試験が始まる少し前(テキストなどしまってくださいと言われる頃)に、小袋に入れておいた生姜糖をさっと口に入れて糖分補給をしていました。
心やすらぐ物:合格お守りや推しのグッズやペットの写真など、持っていくと落ち着く、気分が上がるものを持っていくのはいいかもしれないです。(頑張るよ!と心の中で声をかけてみる。)もちろん試験中は試験のルールに従ってしまってくださいね。
私がFP学科試験を受験した時は、前年秋に秩父を旅行した際に購入した、三峰神社のお守り(机の前の壁にかけて勉強していました。)を持っていきました。自分が日々努力していたことをきっと見ていただいたはず、と思い込みながら・・。結果として有難くご利益もいただけました。
引き続き当日の体験談をお伝えします。会場には思わぬ魔物(?)が・・