前回はFP1級学科試験での会場での体験談をお知らせしましたが、試験後はささやかなご褒で一息つきましたがまだ終わりではありません。次のアクションについてご案内いたします。
学科試験を終えて──自己採点とご褒美
FP1級学科試験の当日、予想以上の猛者に遭遇した私は、メンタル的にもぐったり、頭の中も空っぽ状態で会場を後にしました。正直、試験の出来に手応えはなく、どこかもやもやした気分で帰宅したのを覚えています。
その夜、きんざいの公式サイトで自己採点を行ったところ、基礎編は50問中38問正解(=76点)あの試験環境ではまずまずだったかも。一方で応用編は、ほんださんの配点予想を元に計算しても50点台前半と厳しい結果に。合計点は120点を超えているものの、応用編の配点は公式発表ではなく不安が残ります。「1点でも部分点ください…」と祈るばかりでした。
それでも、この日は事前に決めていたご褒美を楽しむことに。プレミアムビール1缶、ちょっと贅沢なスイーツ、そして「試験お疲れ休み」。その夜は大河ドラマを観てリラックスし、翌日の仕事に備え早めに就寝しました。
FP1級試験はまだ終わりではない
学科試験後もモヤモヤは続きました。「マークミスしていないか」「応用編の漢字や計算式は正しかったか」など不安は尽きません。しかし、もう修正はできないですし、合否にかかわらずFP1級試験はまだ続きます。
- 学科に合格:実技試験を受験
- 学科に不合格:学科試験を再受験
上記のどちらの結果でも、勉強が終わるわけではないのです。そのため、勉強した記憶が薄れないよう学習習慣は継続しました。
学科の結果を待ちながら実技試験のリサーチ
学科はギリギリ受かっている可能性もあるため、合格していた場合の実技試験について調べてみました。実技試験は「日本FP協会」と「きんざい」の2つの試験機関があり、それぞれ試験形式が異なります。
きんざい
- 試験時期:年3回(2月・6月・9月)
- 試験形式:面接(設例2問)
- 費用:28,000円
- 合格率:約85%
日本FP協会
- 試験時期:年1回(9月)
- 試験形式:筆記(120分)
- 費用:20,000円
- 合格率:約90%
1月の学科試験で合格した場合、次の一番早い実技試験の機会は6月でしたが、私は「FP協会」の筆記試験を選ぶことにしました。理由は、試験対策が比較的取りやすく、出題内容も例えば住宅ローンや年金の計算、相続税の計算など、きんざいの富裕層や経営者向けの相談を想定した物より、問題が身近で身につけたい物だったからです。
あと、年度末年度初めの時期も挟まっていましたので、仕事が多忙な時期というのもありました。
学科の記憶を活かしながら実技対策スタート
学科合格を祈りつつ、学科向けの勉強習慣を継続し、また実技試験対策として以下を実施しました:
- 通勤中:「FP1級ドットコム」一問一答で100問/日 正答率80%を切ったら+10問
- 自宅:学科応用編の苦手分野と過去の実技問題集を購入し、並行して学習
- 旅行先でも学習を継続(スマホで一問一答)
とにかく「全く勉強しない日はない」をルールに、短時間でも良いので毎日継続しました。
合格通知と新たなスタート
モヤモヤの時期を経て、学科試験の結果が通知されました。点数は126点とギリギリでしたが、合格できました。応用編の加点はなかったようです。
この回(2024年1月)の学科合格率は8.7%。他の回より合格率が低く難易度が高かったようですが、なんとか突破できました。
結果確認後の率直な気持ちは「やった!」というよりも「ようやくトンネルを抜けた…」という脱力感です。ただ、これでようやく最終段階。実技対策に本腰を入れられます。
次回はFPキャンプ学科合格祝賀会について
次の記事では、学科試験合格後にFPキャンプでの合格祝賀会でお会いした勉強仲間についてご案内したいと思います。