学びとキャリアの再設計

FP1級合格への道⑪ 実技試験対策スタート!完全合格へ向けた準備とは

前回ご案内したように、FPキャンプの合格祝賀会に参加し、実技試験を目指す仲間との出会いもありモチベーションも復活しました。

本格的に実技試験の勉強を始めるにあたり、実は少し寂しさもありました。というのも当時はFPキャンプに実技対策のカリキュラムがまだスタートしていなかったため、卒業したのです。

そのため「FP僧侶とやまさん」のありがたいコメントが付いたメルマガも届かなくなってしまいました。(もしもメルマガ会員制度があれば、完全合格までは続けていたと思います。)

とはいえ、学科合格はあくまで通過点。完全合格には実技試験の突破が必須です。合格率が高めと言われる実技試験ですが、油断は禁物。あの難関学科を突破した人でも、不合格になる方が一定数いるのです。

基本に立ち返る──3級からの総復習

3級・2級の知識は学科対策の中で一部抜け落ちていたこともあり、改めて基本から学び直すことにしました。通勤中にはYouTubeでほんださんの動画を視聴し、3級から順番に確認。学科でインプットした知識の再定着を意識しました。

またFP2級ドットコムの実技試験も復習に使いました。保険金額の計算など、1級実技よりは難易度は下がりますが、似たような傾向の問題があり解き方を思い出すのに丁度良かったです。

この時に、復習用にFP3級、2級のテキストを取っておけば、ちょっとした再確認などに参照できてよかったな、とちょっと反省しました。

FP1級ドットコムで継続的な知識チェック

通勤中やスキマ時間には引き続きFP1級ドットコムを活用しました。(FP学科試験対策を始めた時点で年間会員で登録していました。)

朝の通勤時間帯は(以前よりノルマを減らして)50問解くことにし、正答率が80%を下回ると追加10問を解くルールを自分に課していました。

FP協会の実技問題集と過去問の活用

実技対策では、まずメルカリで通称「緑本」の前年の本を購入し、3周解いて知識の定着を目指しました。最新の問題集も6月発売後、即入手し、こちらは5周以上解き込みました。

実は前年の実技対策本と半分は同じ問題でしたが、解説は最新の状態になっていますので、必ず新しい物は購入することをお勧めします。

解いた後は学科と同じ方法で問題ごとに「正解・正解だが理解できていない・不正解」を「〇△×」で記録し、△、×は翌日再度解いて自分の理解度を可視化しています。

論述試験対策──300文字の精度を高める

FP協会の1級実技で一番対策が難しそうなのは「論述対策」です。

ほんださんが動画で教えてくれた「分解と再構成」方式で論述対策の練習をしました。まずは過去問の模範解答を丸写しし、その次にキーワードを抽出た後、再構成して文章化します。

肝心の「300文字」の感覚をつかむため、最初はExcelで作った原稿用紙を印刷していましたが、当日は本番の解答用紙以外はありません。

そのため白い紙に手書きでざっくり線を縦に3本、横に4本線を引いた、かなり大雑把な原稿を作成し、縦線の左側に句読点も含めて5文字、また横線の上に5行(15文字×20行=300文字)を作成し、練習しました。

学科応用編の復習も引き続き実施

FP協会の実技試験には、学科の応用編に似た計算問題が頻出します。TACの問題集も再活用し、出題傾向に沿った問題のみ(例えば年金の計算問題など)をピックアップして解き直しました。

FPジャーナルの活用で論述対策も強化

ネット情報を元に、FP協会の機関紙「FPジャーナル」も半年分をメルカリでで入手。法改正のポイントなど論述問題のヒントが詰まっており、参考になりました。FP関連の話題も幅広く相続や金融教育など、多様な特集が役立ちました。

また、現役で活躍されているFPの紹介記事や、「アピアランス講座」という見た目を整えるヒントが書かれたコーナーもあり、読み物としても楽しめました。

直前期は過去問で最終チェック

協会の実技試験のチャンスは年一度、9月です。その直前のお盆休みには過去3回分の問題を繰り返し解き、合格ラインを安定して超えることを確認。余裕を持って試験に臨めるように準備を整えました。

学科より気持ちにゆとりを持って臨めたとはいえ、そこには意外な落とし穴が…。その実技試験当日の様子については、次回にて詳しくお伝えします。

ABOUT ME
FPとうか
1級ファイナンシャル・プランニング技能士・社会保険労務士試験に合格 TOEIC915点取得 会社員として働きながら、お金や働き方に関する情報を発信中。「人生後半の不安をなくすお金と制度の知識」をモットーに、50代シングル会社員の方々に向けて、老後資金・年金・孤独対策・終活・働き方の情報をお届けしています。 生命保険会社や外資系IT企業での人事業務、社会保険労務士事務所での勤務を通じた実体験と、資格を活かした「具体的で実践しやすい情報」をお届けします。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA