FP1級合格への道⑫|FP協会の実技も侮れない!試験当日のリアル体験と反省点
FP1級を完全合格するために、最後に立ちはだかるのが「実技試験」です。
実技試験は きんざい(面接) と FP協会(筆記) のいずれかを選択できますが、私は比較的対策しやすいと言われる FP協会の筆記試験 を選びました。
前回の記事では、FP協会実技に向けた学習準備や対策方法について整理しました。
ただ、実際に受験してみて強く感じたのは──
「FP協会の実技も、決して甘くはない」という現実です。
この記事では、試験当日のリアルな体験 と 終えてみて気づいた反省点 を、率直に振り返ります。
FP協会の実技試験は「油断した人から落ちる」
FP協会の実技試験は、
「過去問を何年分か解いておけば大丈夫」
と言われることも多い試験です。
実際、私自身も過去問や問題集を繰り返し解き、合格ラインは安定して超えていました。
それでも──
1級学科やCFP6科目を合格してきた人の中からも、不合格者は出ます。
学科ほどの難関ではないにせよ、
「FP協会の実技だから楽」と油断した状態で臨むと、足元をすくわれかねません。
会場周辺の情報収集は必須
FP協会の実技試験会場は、都内の駅近ビルでアクセスは良好でした。
ただし、会場はそこまで広くなく、待合スペースも限られています。
私は混雑を想定し、集合時間の30分前には最寄り駅に到着。
事前に調べておいた近隣の公園で、プロテインバーを食べながら時間を調整しました。
集合10分前にビルへ向かうと、エレベーター前は想定を超える人だかり。何台後に乗れるやら・・という状況です。
一瞬焦りましたが、「全員同じ試験を受ける人たちのはず」と気持ちを切り替え、冷静さを保ちました。
フロアに着くと、まだ試験会場の部屋には入れず、エレベーターホールや廊下は通勤電車のような混みようでした。
間もなく部屋のドアは空きましたが、席を探す前に、まず空いていたトイレへ。
気が付くとあっという間に長蛇の列ができており、先に行動しておいて本当に良かったと感じました。
部屋の中の空調は強すぎず快適でしたし、学科の時のような”試験の猛者”はいませんでした。
空調対策(脱ぎ着のしやすい楽な服装、夏場でも靴下、スニーカー)はもちろん取りました。
試験問題を見て驚愕、初見問題が続出
試験時間は120分。問題を見てまず驚いたのが、「緑本で見たことのない問題が想像以上に多い」という点でした。
過去問を何年分も解いていたにもかかわらず、「これは初見だな」と感じる設問がいくつもありました。
一通り解き終えた時点で、残り時間は約40分。そこそこ時間は余っていました。
安心というより、「本当にこれで合っているのか…」という不安の方が大きかったのが正直な感想です。
残り時間は、次を徹底的に確認しました。
- 設問の読み違いがないか
- 初見問題は、解答のヒントを見落としていないか
- 数字の転記ミスがないか
- 誤字脱字がないか
問題、解答を何度も見直し粘り続けました。その結果解答を直したものもいくつかあります。
論述問題は“ヤマ”が的中。消費者契約法
論述問題については、ある程度の「ヤマ」を張って準備していました。
2024年は新NISA開始の年。金融関係では割と大き目なニュースです。
NISAの制度そのものよりも、制度変更に伴う「周辺法令」が問われるかもと考え、
「消費者契約法」を含む”金融商品を消費者に販売する際に関係する法律”はチェックしていました。
結果、ラッキーなことにこの予想は的中しました。
論述では、「ざっくり原稿用紙」で、文字数を数える時間をだいぶ節約できました。
それは問題用紙の余白に、「縦に3本、横に4本」のガイド線を引き、縦線の左側に句読点を入れて5文字、横線の上に5行書くというもの。
まずキーワードを問題用紙の余白に書き出し、そこから文章を組み立てていきました。
1列15文字×20行=300文字前後を意識して下書きを作成。
下書きを見直しして、解答用紙に記入しました。
文字数が足りない部分は、「消費者保護の観点から」などの汎用表現を補いながら、何とかそれらしい文章に仕上げました。
反省点は法改正とトレンドへの意識不足
今回、最も強く感じた反省点は、法改正・制度変更への深堀りが甘かったことです。
私は1月の学科試験を合格し、実技を受けたのは9月。
その間に4月の法改正を挟んでいました。
結果的にヤマが当たった部分もあり、目の付け所は悪くなかったとは思いましたが、
「たまたま当たった」という感覚は否めません。
法改正部分のキーワード対策が弱かったと反省しています。
FP協会の実技試験では、
- 新制度そのもの、法改正
- 制度や法改正の背景
- 消費者保護・顧客利益の視点
といった、FPとしての姿勢や新しい知識のアップデートが問われていると感じました。
FP1級試験、すべて終了
こうして、FP1級の学科・実技、すべての試験が終了しました。
長かった受験生活も、ようやく一区切りです。
次回以降は、「振り返り」や「もし今から3級に戻るなら」という視点でまとめていきます。
これからFP1級を目指す方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
まとめ(+おすすめアクション)
FP協会の実技試験は、
「対策しやすい」と言われつつも、油断すると落とされる試験です。
おすすめアクション:
過去問(緑本)を完璧に解ける事は基本。それに法改正+FPとしての視点を意識した準備を
この記事は個人の経験に基づく内容です
本記事の内容は、筆者個人のFP学習・受験経験に基づいています。
最適な勉強法や対策は人により異なります。
最新の試験制度・出題範囲については、必ず公式情報をご確認ください。
この記事を書いた人
FPとうか
ファイナンシャルプランナー1級/社会保険労務士試験合格者。
50代シングル会社員向けに、老後資金・働き方・学び直しなど
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