学びとキャリアの再設計

FP1級合格への道⑬|もしも3級からやり直すなら?最短・最適な勉強法とは

前回はFP1級実技試験の当日の試験会場の様子などをお伝えしました。試験が終わった後は疲れてはいたものの、学科と違い午後2時間だけの試験だったため、エネルギー出し尽くし感はありませんでした。

とはいえ全く疲れていない訳ではないので、当日のうちに帰宅し、自己採点をしました。論述の出来具合は不明ながら、完全に外れた事は書いていない(はず)なので、まぁ合計で合格ラインの60点は取れているかな…という感触でした。

合格したけれど、結果にちょっとモヤモヤ

11月の結果発表で「合格」の文字を見てほっとした一方で、達成感よりも脱力感が強く、「ようやく終わった…」という安堵の方が印象的でした。

届いた合格通知を見ると、点数は73点。2024年のFP協会の実技試験合格率は82.4%で、昨年より14%ほど合格率が下がっています。びっくりした初見の問題もあったし、やはり難化していたと実感しました。

結果的には合格できたものの、FP1級は学科といい、実技といいギリギリな印象です。あともう少し点が取れたのではという不完全燃焼感が残りました。この気持ちが「勉強をやり直すならどうする?」という問いに繋がり、本シリーズの執筆につながっています。

FP3級は1か月でも合格できる

FP3級の合格を目的とするなら、以下のような3種類のコースがありそうです。課金なしでも十分合格は可能です。ただし、上位級まで視野に入れるなら丁寧な基礎固めがおすすめです。

  • 課金無しコース: ほんださんのYouTube動画+FP3級ドットコムの過去問
  • テキスト+問題集コース: 上記+テキストと問題集を購入して対策
  • FPキャンプコース: FPキャンプの「3級試験合格パック」をフル活用

いずれのコースでも、集中して勉強すれば約1か月で合格可能です。

FP3級テキスト・問題集の必要性は?

私はFPの勉強を始めたときスマホ勉強の発想が無く、紙のテキストと問題集だけで勉強しましたが、今ならYouTube動画+FP3級ドットコム+テキストの組み合わせが効率的、かつ課金もそう多くないと思います。

上位資格を意識する場合、全体像を押さえるためのテキストは、後々見直しにも役立ちます。実際、合格後にFP3級、2級のテキストをすぐ処分してしまったことを1級の勉強をする際に後悔しました。

一番コスパが良いのはFPキャンプ?

FPキャンプの「3級試験合格パック」は31日間使い放題で990円。動画・テキスト・問題集・アプリ・ガイダンスが全てセットでこの価格は破格です。

私が受験する際には、まだこのコースが無かったのが本当に残念です。

課金無しコースも十分有効ですが、これだけの内容が揃っている物が存在していれば、迷わずFPキャンプを選ぶと思います。

FP3級は生活密着型の知識が学べる

FP3級は年間10万人超が受験する人気資格です。保険、資産形成、相続、税金など生活に密着した知識が得られます。一度受験した身にはFP3級の勉強は生活密着の知識で本当に楽しめました。

また、資格自体で稼ぐよりも、例えばカードのリボ払いや、奨学金や教育ローンの「損しない選択」ができる力が身に付き、金融商品への防御力も高まります。

金融教育の必要性が高まっている今、正直なところ、高校生の必須科目に入れても良いのではないかと思います。

次は2級編へ

FP3級を合格した後、2級をもう一度目指すならどうするか?次回の記事で詳しくご紹介いたします。

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FPとうか
1級ファイナンシャル・プランニング技能士・社会保険労務士試験に合格 TOEIC915点取得 会社員として働きながら、お金や働き方に関する情報を発信中。「人生後半の不安をなくすお金と制度の知識」をモットーに、50代シングル会社員の方々に向けて、老後資金・年金・孤独対策・終活・働き方の情報をお届けしています。 生命保険会社や外資系IT企業での人事業務、社会保険労務士事務所での勤務を通じた実体験と、資格を活かした「具体的で実践しやすい情報」をお届けします。

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