FP3級の試験勉強を通じて、実際に役立つ知識が増えたこと、身近な内容の勉強のため思ったより楽しめたこともあり、特に悩むこともなく3級試験の翌日にはFP2級の挑戦を決めました。
FP2級の受験資格は?
FP2級の試験を受験するには、次のいずれかの条件を満たしている必要があります。
- FP3級の試験に合格している
- AFP認定研修を修了している
- 2年以上の実務経験がある
FP2級の試験では、上記の条件のいずれかを満たしていれば、他の2つの条件を満たしていなくても受験できます。私の場合はもちろん「FP3級の合格」になります。
FP2級受験に必要な「実務経験」とは?
実務経験として認められる業務には、次のようなものがあります。
- 商社やIT関連会社で金融にかかわる営業担当者やソフトの開発担当者などである
- 銀行員や保険会社、保険代理店などで2年以上の勤務歴がある
- 税理士や行政書士、公認会計士、不動産鑑定士、中小企業診断士などの士業系で資産に関する相談業務に従事している
- 一般企業で総務や人事などで福利厚生を担当している
- 金融部門や経理部門に従事している
「FP3級合格」で実務経験の方は全く気にしていませんでしたが、保険会社で2年以上働いていて、人事部でも長く勤務経験があり、社労士事務所も約5年経験があるので2級から始めても全く問題無しでした。
とはいえ、2級は難易度も上がりますので、ある程度経験のある方でも3級から段階を踏んだ方が良いかなと思います。やはり基礎から積みあげていくのは大事。
なお、もしも実務経験が該当するか悩まれるようでしたら、FP協会、きんざいなどに直接ご確認することをお勧めします。
FP2級の勉強法
使用テキスト:以下の2種類を購入しました。
- 史上最強のFP2級テキスト
- 史上最強のFP2級問題集
3級で同じ種類のテキスト、問題集を使っていて慣れていたのと、やはり問題カバー率が高く”これに載っている問題がクリアできれば受かるはず!”という安心感がありました。
勉強法:
3級の勉強対策と大きな違いは無いですが、学科の問題の選択肢が3つから4つに増え、一つの問題の文章も長くなるなど難易度は明らかに上がっています。
- まずはテキストを1周読む
- 問題集に挑戦、解く都度、間違った箇所はテキストを見直して復習
- 翌日に前日間違った箇所を再度解く
- 問題集は5周ほど解く
- 直前対策で間違った箇所をまとめて再度解き、一度も解けなかった問題はない状態にする
テキスト1周読む、問題集を1周解く時間は1.5倍くらいになった印象です。
その他データ:
- 勉強期間:約3か月(2023年2月前半から)
- 合格率: 約60%(学科 約40%‐60%、実技 約50%‐70%)
- 費用:テキスト、問題集で約4,200円、試験費用約8,000円(学科と実技を両方受験)合計約12,000円
FP2級受験の感想
当然のことながらFP3級よりは難易度が上がっていて、1問ずつの長さが違ってきました。
そのため、前の1周では解けていた問題を次の1周でケアレスミスで不正解になるなど、一筋縄ではいかなかった印象です。
5月後半に受験しましたが、途中に年度末の3月、年度初めの4月もあり仕事も忙しい時期もあったため、平日の勉強時間は短めでした。(翌朝が早い日は30分程度、通常は1時間程度)
平日夜に学科問題を解くと目も頭もお疲れモードのせいか集中力を欠き、文章も斜め読みになりミスにつながってしまう悪循環・・
そのため直前のGWには割と集中して勉強し、そのまま試験直前まで平日も勉強時間を多めに集中しました。平日はTVを見たり本を読むような自由時間は減りましたが、集中していた期間は短めのため、ストレスもそこまでかからなかったです。
自分に言い聞かせていたのは「とにかく文章をよく読むこと!(特に学科の選択肢)」試験当日は「何度も確認すること!」でした。
FP3級試験の時は問題もさっくり解けましたので、ある程度見直した後は早く会場を出ましたが、2級の受験の際は最後まで問題と解答の見直しをしました。
結果として一度で合格できましたが、順調だったのはここまでです。ここからがFP1級の沼の始まりでした・・
追ってFP1級の勉強についてお知らせいたします。