FP試験を受けようと決心してから、1級合格までの経緯についてご説明します。皆様のご参考になれば幸いです。
今回はFP3級について、どのような対策をしたのかお伝えします。
FP試験には2つの関係機関があります。「特定非営利活動法人(NPO法人) 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」(以下FP協会)と「一般社団法人 金融財政事情研究会」(以下きんざい)となります。
また、「学科」と「実技」の2種類の試験がありますが、3級、2級は同じ日に受験ができます。
3級、2級の「学科」試験はFP協会、きんざいで共通の問題となります。
「実技」試験は関係機関ごとに異なりますが、問題集を買うと両方掲載されており、
難易度には大差はない印象です。
FP3級の受験資格とは?
3級の受験資格は、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」です。実務経験や年齢、学歴は問われないため、実質的には誰でも受験できます。
金融業界の関係者だけでなく、別業界の社会人、学生、主婦も受験しています。
FP3級の受験対策
3級については比較的合格率が高いこともあり、FP協会の方を選択しました。学科試験はFP協会ときんざいで共通ですし、実技も過去問を見る限り難易度に大差はない印象です。
きんざいは、金融機関の方が社内研修などで受験する方が多く、FP協会は自ら受験しようと思う方が多めでモチベーション多少違うことが合格率に直結しているのかも・・と個人的には思っております。
使用テキスト:以下の2種類を購入しました。
- 史上最強のFP3級テキスト
- 史上最強のFP3級問題集
テキスト、問題集ともに問題カバー率が高いのがウリのため、”これがきちんと解ければ大丈夫!”という安心感がありました。
勉強法:
- まずはテキストを1周読む
- 問題集に挑戦、解く都度、間違った箇所はテキストを見直して復習
- 翌日に前日間違った箇所を再度解く
- 問題集は5周ほど解く
- 直前対策で間違った箇所をまとめて再度解き、一度も解けなかった問題はない状態にする
その他データ
- 勉強期間:約1か月(2022年12月後半から)
- 合格率: 約85%
- 費用:テキスト、問題集で約3,800円、試験費用約8,000円(学科と実技を両方受験)合計約12,000円
受験したのは2023年1月の会場試験ですが、CBT試験となっても対策方法は大きく変わらないのではないかと思います。
FP3級試験の印象
注)会場試験のため、ちょっと古い情報になります。
会場には校名の入ったジャージを着た女子高生集団がいたりと受験者層は比較的若い人が多めだなという印象を持ちました。(CBT試験になるとお互いの顔は見えませんが。)
社会人を何年か経験されている方には、保険や年金、住宅ローンなどの身近なテーマがあり、原価係数、減債基金係数などのお役立ち知識も増えて、楽しく学べたという感想です。
若年層の皆様もFP3級くらいの知識があれば初めてクレジットカードを持った時にリボ払いなどは選択しないのではないかと思ったりします。
キャッシュレス化も進み、金利のある社会となってきた今、”マネーリテラシー”を上げるためには、FP3級程度の知識は高校などで必須教科にしても良いのでは、と思っております。
いわゆるFP的な知識は(だいぶ前の社会保険労務士試験も含め)社会人となってから(金持ち父さん貧乏父さんなどの)本や試験勉強、何より貯蓄や投資を通じて実践で身に付けたこともあり、自分も学生時代に基礎知識として3級程度は学んでおきたかったものです。