定年前後のマネープラン

なんとなく不安な今こそ見直し!50代独身会社員が入るべき保険トップ3

最近、地震のニュースも多めで、大災難が起きる説で海外からのフライトも減便してしまうというニュースもありました。

”ノストラダムスの大予言”に至っては子供の頃からお馴染みの説でした。社労士事務所に勤務していた当時、その説を信じて本当に事業をたたんでしまった人もいた事を、久々に思い出しました。

そんな日常の中でふとよぎるのが、「もし今、災害が来たら大丈夫だろうか・・?」という不安です。
親ももはや高齢者で自分がサポートせねばいけない状況。こうなると結局、自分の暮らしは自分で守るしかないのです。

何か起きた後に役に立つのは保険です。でも全部の保険に入っていたらキリがありません。
そこで今回は、50代シングル会社員向けに「これだけは押さえたい!」という保険を3つに絞ってご紹介します。

第1位:個人賠償責任保険(まさかの賠償責任をカバー)

まずはこの個人賠償責任保険、地味ですが超重要です。

例えば、自転車でお年寄りにぶつかってしまったら?洗濯機のホースが外れて階下の住人に水漏れ損害を与えたら?買い物中にうっかり高価な物を破損してしまったら?
悪気がなくても、どちらも数百万〜数千万円の賠償責任が発生することがありえます。

この保険ですが、実は単体で入れないものです。
火災保険や自動車保険、共済などの“特約”として付けるのが基本となります。そのため、実は知らない間に加入している可能性もあります。

✔ 加入チェックリスト

  • 火災保険に特約で付けている?
  • 自動車保険についていませんか?
  • クレジットカードに付帯されている?(上記2つに比べて補償額は微妙)

「え、入ってたかな?」と思った方は、すぐ保険証券やマイページを確認してください。
地味なだけにダブり加入や漏れが多いのです。もしも入っていなかった場合は代理店などに連絡して、特約を付けることをお勧めします。

第2位:地震保険(もはや必須)

日本に住んでる時点で、もはや地震避けられないリスク。時期はともかくどこが揺れても”想定外”とは言えなくなっています。

「火災保険に入ってるから大丈夫」と思ってる方はやはり要チェックです。
火災保険だけでは地震・津波・噴火の損害は補償されません。火災保険とセットで加入になります。

持ち家はもちろん、賃貸の人も「家財地震保険」で家具や家電の被害に備えることができます。

地震でテレビと冷蔵庫が倒れたら…家電の買い直しで何十万もかかります。私の友人も、買って数か月の液晶TVや食器棚が震度5強の地震で壊れてしまった事があります。
再購入するには、かなりイタい出費です。今の保険に地震保険が付いているか、これもチェックしておきましょう。

ついでながら、TVの転倒防止のジェルマットなど、様々な防災用品は100均でも売っています。まずご自身の身を守るためにも、日ごろから家具転倒防止対策もしておきましょう。

第3位:医療保険(最小限でOK)

「医療保険ってホントに必要なの?」と聞かれることがありますが…私なりの答えは“必要だけど、最小限でいい”です。

意見が分かれるところですが、医療保険不要派の方は”高額療養費制度があるので一定額以上の負担はないから”と言われます。しかし、高額療養費制度の上限見直しの議論も一時出ました。高齢者人口が増えていく状況で、20-30年後も全く同じ手厚い制度が続く保証は微妙・・と思っています。

また、50代になれば健康診断の再検査も増えてきて、「がん」というワードが現実味を帯びてくる年齢になります。
そこでおすすめなのが、がん診断一時金・先進医療特約・通院補償などのパーツを選んで備える方法です。特に「がん」のご家族がいらっしゃった方は一度検討されるのも良いと思います。

なお、「入院1日〇千円」みたいな日額型は、最近は入院日数も短めになってきていることもあり、正直コスパはあまり良くないと思っています。
現時点では、公的保険(高額療養費制度)がありますので、“自己負担になる部分のカバー”に狙いを絞るのが正解では、と思っております。加入の際は健康保険の給付を意識しつつ、保障内容を吟味してください。

まとめ:自分の人生、守れるのは自分だけ

災害や事故は他人事じゃない。
でも、必要な保険にちゃんと入っていれば、いざというときの心配ごとがひとつ減ります。

また保険料は、確定申告の際所得控除の対象になりますので、所得税も少し安くなります。

そして、保険って実は“心の備え”でもあるんです。
「ちゃんと準備してるから大丈夫」と思えることが、今日を安心して過ごす秘訣です。

50代の今、自分の暮らしを自分で守るために、実際に保険の見直し、してみませんか?

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